オンライントレードと総合証券を比較してみると?

以前は株取引といえば、そのほとんどが総合証券を通して行うものでした。

総合証券というのは、その名前のとおり証券に関する業務を総合的に行う会社のことです。株の売買やその仲介はもちろん、企業の上場や買収などもあつかっています。

個人投資家が株取引を行うには、この総合証券会の窓口か、あるいは担当者に電話で注文を依頼するしか方法がありませんでした。

しかし、1990年代後半になってからのインターネットの普及、さらに1999年の株式売買委託手数料の自由化によって、オンライントレードによる取引が一気に増えていきます。これによって、現在ではサラリーマンや主婦、さらに学生といった多くの一般投資家にまで広く株取引が行われるになったのです。

では、具体的にオンライントレードと総合証券での取引にはどのような違いがあるのでしょうか?その点を比較しながらそれぞれの特徴を見ていきましょう。

まず総合証券ですが、こちらでは取引のさいに担当者からアドバイスを受けることになります。取引のすべてをまかせることもできますし、勧められた金融商品を売買することもあります。

基本的には、総合証券では投資家と担当者が一対一で資産運用について考えていくことになります。プロの手助けを得ながら取引できるのは、初心者にとってはとても心強いといえるでしょう。

その一方で、なかなか自分の思うように取引ができないといった面もあります。

もちろん、自分自身で注文を決めることもできますが、そのさいにもかならず電話などで注文をすることになります。この方法だと、あまり多くの売買を繰り返したり、小さな金額を動かすといった方法は、どうしても心理的にやりにくい部分があります。また、担当者もセールスを行わなければいけないので、結局は相手の勧められるままに取引をしてしまった、というケースも少なくありません。

それにくらべると、オンライントレードでは一から十まで自分の考えだけで取引を進めることができるのが、大きな特徴です。

そして、もうひとつの大きな違いが取引コストです。総合証券では担当者が多くの業務を行うので、どうしても人件費がかかってしまいます。そのため、取引手数料もどうしても高くなりがちでした。しかし、オンライントレードは大幅なコストカットができるので、それに合わせて手数料もとても安くなっているのです。

気軽さと安さ。この2点が、オンライントレードと総合証券での取引の大きな違いといえるでしょう。

この特徴によって、オンライントレードではデイトレードのようにごく短期間で行う売買や、それを生活の手段にする専業トレーダーなども多くなりました。

現在では、個人投資家の8割以上はオンライントレードによる株取引を行っているといいます。